今の家に越してきたときからあるコンセントですが、
経年劣化ですっかり黄色く変色していました。
ヤニ汚れや油汚れでの黄ばみであれば拭いたりすればいいですが、
経年劣化によるプラスチックの黄ばみは、拭いただけでは落ちません。
ところが身近なアイテムと自然の力で、簡単に白く再生できる方法が
ありました。
興味がありましたら参考にしていただけると幸いです。
黄ばむ原因について
プラスチック製品の黄ばむ原因は主に2つあります。
①ABS樹脂というプラスチックに添加物(主に酸化防止剤)が化学変化して変色
②ABS樹脂素材そのものが劣化したことで変色
素材そのものの劣化の場合は戻すことは難しいようですが、
一般家庭のプラスチックの黄ばみの原因は①の添加物の化学変化が主なようなので
戻すことが可能のようです。
酸化防止剤による変色とは
大気中の窒素酸化物などが酸化防止剤と結びつくことで黄色く変色を起こす現象です。
これはABS樹脂の素材に含まれている酸化防止剤が周りの環境の影響を受けることで
変色してしまうフェノール系黄変といいます。
また、暗所にしまっていても久しぶりに出してみると、黄ばんでいるような事もあり、
酸化防止剤による変色は暗所黄変とも呼ばれています。
白く再生させる原理と必要な成分3つ
白くするには酸化水素水に漂白活性化剤を加えた液体を物にかけて紫外線にさらすと、
化学変化が起こり過酸化水素水の水素と結びつくことで白くなるということです。
必要なものは「漂白活性化剤」「過酸化水素」「紫外線」の3つです。
「漂白活性化剤」「過酸化水素」はワイドハイターに入っているので、
簡単に手に入ります。
「紫外線」は外にいけばいくらでも降り注いでいるので、問題ないですね。
黄ばみの落とし方
準備するもの
・酸素系漂白剤 ワイドハイター
・つけ置き用の容器
・ラップ
・雑巾かタオル
作業工程
①黄ばみを落としたいプラスチック製品をバケツなどに入れます。
②ワイドハイターをひたひたになるくらいにいれて、ラップでフタをします。
③太陽の光が入る窓際やベランダに移動させましょう。
④1日~7日くらいほど経ったら水ですすいで、タオル等で水気をとって乾かします。
※黄ばみを落としたあと水分が残っていると素材が劣化してしまうおそれもあるため、
最後はしっかりと乾かしてください。
効果結果
こちらが約1日半外に置いて、紫外線を浴びせた後のコンセントカバーです。
ちょっとわかりにくいので、黄ばんでた時のものと比較してみましょう。
半日くらいはくもってたので、実は完全に真っ白とはではいかなかったのですが、
それでも効果のほどが分かるくらいに白くはなりました。
まだ時間をかければもう少し白くはなりそうです。
まとめ
コストもほとんどかからずに、簡単にプラスチックの黄ばみを白く再生できる方法の
ご紹介でした。
お家の中に黄ばんだプラスチック製品があったら、ぜひ挑戦してみてください。