まかないのシンプルな暮らしブログ

ズボラ整理収納アドバイザーが実践する快適生活術

MENU

【書評】ミニマリズム初心者必読!『ぼくたちは、なぜこれを選ぶのか』で学ぶモノ選びの哲学

ミニマリズムを実践する人々の間で支持され続けている、ミニマリストしぶさんの著書

『ぼくたちは、なぜこれを選ぶのか』。本書は、ただモノを減らすだけでなく、「本当

に必要なモノとは何か?」を深く問い直す一冊です。

この記事では、書籍の概要から著者プロフィール、読んでみた感想まで、実体験を交え

ながら丁寧にレビューしていきます。

『ぼくたちは、なぜこれを選ぶのか』とは?

ぼくたちは、なぜこれを選ぶのか

本書は、しぶさん自身が実際に使っている愛用品を通して、ミニマリズムの実践的な魅

力を紹介している一冊です。

ただアイテムを紹介するだけでなく、それぞれのモノを「なぜ選んだのか?」という哲

学的な視点で語っている点が、他のミニマリズム関連本とは一線を画しています。

特に注目したいのは、使用するモノの“質”を重視している点。一見すると高価に見える

モノも、「少ないモノで満足する」ために必要な投資として選ばれています。

著者紹介|ミニマリストしぶとは?

ミニマリストしぶさんは、20代で実家を出て、一人暮らしを始めたことをきっかけにミ

ニマリズムの道へと進みました。

当初は必要最低限の持ち物しかない暮らしでしたが、その過程で“モノに縛られない自

由”に気づき、ブログやYouTube、SNSを通してその思想を発信しています。

「モノを減らす=心が整う」という視点を大切にし、現代人の多くが感じる“情報過

多・モノ過多”からの解放を提案しています。

本書の特徴と魅力

実体験に基づいたリアルなアイテム選び

しぶさんが実際に使っているアイテムだけを厳選して紹介しているため、レビューに信

頼感があります。「安くてすぐ買い替える」ではなく、「長く使える価値あるモノを選

ぶ」というスタンスが伝わってきます。

読みやすく、共感しやすい語り口

難しい言葉を避け、日常に寄り添った表現で書かれているため、ミニマリズム初心者で

もスッと内容が入ってきます。「誰にでも始められるミニマリズム」としての敷居の低

さも、本書の魅力です。

「少ないモノで満たされる」生活のリアル

しぶさんの生活は決して「ガマン」ではなく、「本当に必要なモノだけがある豊か

さ」。その価値観は、多くの読者にとって“新しい暮らしの選択肢”になるはずです。

他のミニマリスト本との違いは?

正直な感想として、既に『月10万円でより豊かに暮らすミニマリスト整理術』(ミニマ

リストTakeru著)を読んでいた私にとっては、選ばれたアイテムには「目新しさ」

という面ではやや既視感を覚えました。

どちらの書籍も「厳選された持ち物の紹介」という構成で、内容が重複している部分が

あったからです。しかし、しぶさんの本のほうが「選ぶ理由」に関してより深く切り込

んでいる点が特徴的です。

読後の気づきと学び

本書を読んで改めて感じたのは、「モノの多さ=安心」ではないということ。しぶさん

の暮らしぶりを知ることで、自分の生活を見直すきっかけになりました。

特に印象的だったのは、「モノを選ぶ基準が自分軸になっている」点。周囲に流され

ず、自分にとってのベストを見極めることが、心の余裕にもつながるのだと気づかされ

ました。

まとめ|ミニマリズムを始めたい人におすすめの一冊

『ぼくたちは、なぜこれを選ぶのか』は、モノを減らすためのテクニックだけでなく、

「どう選ぶか」という価値観にまで踏み込んだ、実践的なミニマリズム入門書です。

・これからミニマリストを目指したい人

・モノに囲まれた生活を変えたい人

・シンプルで豊かな暮らしを追求したい人

そんな方にはぜひ手に取ってほしい一冊です。

読後には、部屋も心もすっきり整っている自分に気づけるはずです。