革財布は大人の魅力が詰まったアイテム。使い込むほど味が出るのが本革の魅力です
が、「メンテナンスが面倒くさそう…」と思っている方も多いのではないでしょうか?
本記事では、「できれば何もしないで革財布を長持ちさせたい」というズボラ派に向
けて、最低限のお手入れだけで革財布を長く美しく使うコツをお届けします。
「革財布 メンテナンス面倒」派でもできる、現実的でシンプルな方法をご紹介しま
す。
- メンテナンスしなくて大丈夫?革財布の基本知識
- 革財布に最低限必要なメンテナンスとは
- ズボラでもできる!革財布を長持ちさせる4つのコツ
- 革財布の基本メンテナンス
- 実際にやってみた感想と注意点
- まとめ:革財布は“ほどほど”ケアがちょうどいい
メンテナンスしなくて大丈夫?革財布の基本知識
革財布と一言で言っても、種類や加工法によってメンテナンスの必要度は異なります。
フルグレインレザー:自然な風合いが魅力。使うほどに味が出るが、乾燥や水に注意。
スムースレザー:つるっとした表面で、比較的扱いやすい。
ヌメ革:経年変化が大きく、手入れが必要なタイプ。
このように革の種類でもメンテナンスの頻度や注意点が異なったりします。
ですが、どの革も共通して言えるのは、使い方次第でケアの頻度は減らせるという
ことです。毎日過保護に磨かなくても、革本来の強さを活かせば十分に長く使えます。
革財布に最低限必要なメンテナンスとは
メンテナンスしない派の方でも、以下の最低限のケアだけは意識してみてください。
「細かい道具や手順は苦手」「できれば何もしなくて済ませたい」そんな方にピッタリ
の、最低限これだけやればOKなケア方法です。
乾拭き(月1回でもOK)
日頃は特に意識しなくていいのですが、たまに柔らかい布で軽くほこりを落とすという
作業をしましょう。これだけで表面の汚れや皮脂が溜まるのを防げます。
水濡れ対策(濡れたらすぐ拭く)
水に弱いのが革の特徴。雨の日はバッグに入れて、できるだけ濡らさないように。
雨の日や濡れた手で触れたときはすぐに拭き取り、風通しの良い場所で陰干しを。
ドライヤーでの急激な乾燥はダメージを与えるので☓
ポケットに入れっぱなしは汗や湿気によってダメージを与える危険があります。
革用クリーム(年3〜4回程度)
季節の変わり目にクリームを塗りましょう。
乾燥が気になってきたらごく少量を塗布。塗りすぎは逆効果なので注意。
ズボラでもできる!革財布を長持ちさせる4つのコツ
ポケットに入れっぱなしにしない
体温や湿気で革が傷みます。バッグに入れる、またはデスクに置く習慣を。
使わないときは風通しの良い場所に置く
通気性の悪い場所(引き出しの奥やビニール袋)にしまうのはNG。
カビの原因になります。
カードやレシートを詰めすぎない
型崩れや表面のひび割れの原因に。中身を整理するだけで財布も長持ちします。
手が汚れているときは触らない
油分や汚れが染み込みやすくなります。手を洗ってから触る意識を持ちましょう。
革財布の基本メンテナンス
「もう少し丁寧にケアしたい」「本格的に長持ちさせたい」という方へ、
おすすめのメンテナンス手順を紹介します。
必要な道具
・革用ブラシ(馬毛や豚毛など)
・柔らかい布(マイクロファイバークロスなど)
・革用クリームやオイル
・防水スプレー(必要に応じて)
・革用クリーナー(汚れがひどい時用)
基本メンテナンスの手順
1 ブラッシングでホコリを落とす
革の表面をブラシで優しくなでるようにホコリを払います。ステッチ部分も念入りに。
2 乾拭きで表面の汚れを取る
ブラッシングだけでも十分ですが、柔らかい布で全体を乾拭きします。
これだけでもツヤが蘇ります。
3 クリームやオイルで保湿
クリームやオイルを少量、布や指につけて薄く伸ばします。
特に角や折り目部分は念入りに。
だいたいお米1粒くらいの大きさを目安にして使用します。
4 余分なクリームを拭き取り、仕上げ磨き
5分から10分程度自然乾燥をさせたら、ブラシか乾いた布で軽く磨きます。
これで基本的な季節ごとのメンテナンスは終了です。
メンテナンスの頻度
・日常ケア(ブラッシング・乾拭き):週1回が理想だが無理しない程度でOK
・クリームやオイル:月1回から年4回程度でもOK
・防水スプレー:雨が多い季節や新品時
日々のメンテナンスをしていても錆などファスナー部に出てしまった時には
こちらの記事を参考にしてみてください。
実際にやってみた感想と注意点
私はめんどくさがりなので、月1の乾拭きと季節ごとのメンテナンスだけを
やるようにしています。これだけでも革財布が3年位はもっています。
ただし、ポケットに入れた状態で作業などをしていたら、
湿度で財布にひび割れがでてしまった失敗もありました。
ですので、以下の点には注意が必要です。
・夏場は特に汗や湿気でダメージが増えるのでポケットに入れっぱなしは財布をダメに
してしまう危険が高い。
・水に濡らすのは革を痛める行為なので濡らさないように心がける
まとめ:革財布は“ほどほど”ケアがちょうどいい
「革財布 メンテナンスしない」と検索してたどり着いたあなたに伝えたいのは、
「完璧じゃなくていい」ということ。
本革は本来、タフで育てがいのある素材です。
ズボラでも、ポイントさえ押さえれば、手をかけすぎなくてもちゃんと応えてくれま
す。
・無理に頻繁なメンテナンスをしない
・自然な経年変化を楽しむ
・最低限のルールだけ守る
この3つを意識するだけで、革財布との付き合いはぐっと楽になり、長持ちします。
大切なのは「気にしすぎず、忘れすぎず」。あなたらしいスタイルで、革財布との暮ら
しを楽しんでください。