まかないのシンプルな暮らしブログ

ズボラ整理収納アドバイザーが実践する快適生活術

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片付けのコツとゴールデンゾーンを活用する収納術

部屋をすっきりさせたいけどなかなかすてられない。

家の中からものが減れば捜し物や管理する時間が減らせて片付けもしやすくなるし掃除

だって楽になるのはわかっていても、簡単にものを捨てられずに悩んだりしますよね。

私たちの家にはたくさんのものが存在します。日々使用するもの、たまに使うもの

行事にしか使わないものだったりと用途も様々です。

限られたスペースの中で効率的に物を収納することは、多くの人にとって悩みの種と

なっています。

捨てる能力は頭で理解するだけでなく行動をともなわないと心の変化を起こすことはで

きません。

ゴールデンゾーンを活用した収納方法や作業の流れのちょっとしたコツを

つかむだけでも使いやすさが全然変わります。

この記事では、片付けのコツと収納のゴールデンゾーンの概念を理解し、

それを活用した効果的な収納方法について詳しく解説していきます。

まずは捨てる基本ルールを知る

捨てる基本的なルールは整理収納系の本をよむと要点がだいたいこの4つになります。

捨てる基本4つのルール

・小さな場所から始める

・使えるか使えないかで判断してわける

・使えるものの中でも使用しているかいないかで分ける

・使っているものを3軍+保留くらいまでに使用頻度にグループ分けする

使えるものに当てはまらなかったものは処分するというルールが

だいたいかかれているものです。

捨てる力をつけるトレーニング

ここからは捨てるのが抵抗感がある人をすこしづつトレーニングする方法です。

判断がしやすいものから捨てることになれていきます。

トレーニングレベル1 食べ物 使用期限が明確なものを選別する

食品は使用期限が短く明確なので、ここから始めるのが捨てるのになれやすいです。

トレーニングなので、使用期限が過ぎていたら問答無用で捨てていきましょう。

トレーニングレベル2  洋服 素敵でもきれないものは捨てる

洋服は知らぬ間に増えていきがちのアイテムです。

タンスの中にある着れなくてもしまってあるものを含めて全部だしてみましょう。

最初に現在よく着る服は元にもどしておきます。

そこからしばらく着ていないもの・問題があって着られない服を選んでいきましょう。

判断に迷うものは下記の項目を考えながら着てみて判断していきましょう。

いらない服の目安

・着ると動きにくい服

これはサイズがあっていないのですてていきます。

・流行からだいぶ遅れているもの

普段使用も難しいので、これも捨てていきます。

・汚れ、傷がついている服

使用するのに躊躇するようなものはなくしていきます。

・メンテナンスが面倒な服

シワになりやすかったり、クリーニングにださないとできないような

手間と費用がかかるものはこの機会になくしていきましょう。

トレーニングレベル2  キッチン編 キッチンツールは少数精鋭に

まずは道具が劣化しているものはないかチェックします。

料理するときに必要最低限のものだけを残し、あとは保留ボックス等に隠します。

これでしばらく生活して必要頻度が低い、もしくはなくても問題なかったものを

捨てていきます。

いらないキッチン用品の目安

・1年以上使っていないもの

使用しないということは現在の状況では必要がないので、すてても大丈夫なものです。

・専用調理器具はなくてもなんとかなることが多い

専用器具は各家庭によって必要頻度が違うので専用器具は全ていりませんとは

いえません。

使用頻度を考慮して使用回数が少ないものをみつけたら減らしてください。

専用器具は代用可能である場合も多いため必要最小限にしておくと

キッチンスペースの余裕にも繋がります。

トレーニングレベル3  思い入れのあるもの

これは使用するかしないかで判断できるものではないので、抵抗なく手放せるかを

考えるのが大切です。

貰い物

自分で買ったものではないので、無関心になりがちでつい放置してしまいがちです。

使えるものはすぐに使い、必要ないものや微妙なものは早めに手放すに限ります。

そもそもなるべく貰わないようにお断りするのが前提のつもりで考えましょう。

本・DVD・CD

個人の思い入れがあるものなので、他者の判断基準では計れません。

他人には必要なくとも本人にとっては重要なものだったりするので

残すべき目安をつくって本当に必要なものを知ることで

だいぶ手放しやすくなります。

残すものの目安

何度も手にする思い入れが強いもの

本人にとって何度も心を動かされるものは大事なものです。

注意が必要なのは、ある程度時が立つと同じものを見ても感覚が変わることです。

若い頃に読んで面白かったと感じでも時とともに感性が変わって面白く感じなくなる

ことはよくあります。

ある程度時間経過した本などは再度見直ししてみるといいかもしれません。

再度手に入れにくいもの

例えばCDですが、全ての曲がサブスクサービスで聞けるわけではありません。

手放すと気軽に触れることができないものは残しておいたほうがいいです。

反対に手放しやすいのは雑誌や情報誌です。こちらは時間経過によって情報が古くなる

ので必要性が低くなります。

整理収納ゴールデンゾーンの活用

ここまでのトレーニングである程度ものを手放せればスペースに余裕がでてくると

思います。この中で使用しやすいスペースがでてくると思います。

その中でもゴールデンゾーンとは人が自然に一番使用しやすい範囲を指します。

だいたい目線から腰のあたりまでの範囲がこちらに該当します。

もともとスーパーマーケットの商品陳列や工場の作業効率化などで活用されてきた

考え方ですが、これを家庭の収納に応用することで日常生活をより快適にすることが

できます。

この範囲内には目に入りやすい場所であり使用しやすい場所なので、物を配置すれば、

取り出しやすく、しまいやすい環境を作ることができます。

ただし、子供と大人では身長が違うので、必然的に大人と子供の使いやすいゴールデン

ゾーンの場所は別になっていきます。場所によって使う人を想像した配置を考えて、

キッチンは大人目線で収納を、子供部屋は子供の目線で物の配置を考えるなど

使用者によって収納位置は変わっていくのがポイントです。

ゴールデンゾーンを活用するメリット

作業効率の向上

必要なものがすぐに取り出せるため、日常の作業がスムーズになります。

疲労の軽減

無理な姿勢で物を取り出す必要がなくなり、身体的な負担が減ります。

整理整頓の習慣化

使いやすい位置に物があることで、自然と元の場所に戻す習慣が身につきます。

空間の有効活用

効率的な収納により、限られたスペースを最大限に活用できます。

ゴールデンゾーンを最大限に活用するためのコツ

場所別に使う物・専用の物をまとめる

まず洗面所やトイレなどその場所で使用する物を全て持っていきます。

これで使用する物が使用する場所に全てあることになります。

この際に、本当に必要な物か選別を行うとより使いやすい環境になります。

例えばキッチンですが、頻繁に使用する調理器具はゴールデンゾーン内の

引き出しや吊り収納にすると料理の生産性が挙げられます。

使用頻度などを考えて置き場所を作る

使用頻度が高い物から使いやすい位置に置いていきます。

例えば洗面所。タオル・石鹸・歯ブラシなどが目線の中にあったら使いやすいです。

キッチンなら、シンク下は水回りで使用する物を置いたり、コンロ下にフライパンが

ある方が作業がしやすくなります。

やりやすい場所の例をあげるとトイレや洗面所は使用目的が明確なので、

必要なものをまとめやすいです。

使用項目ごとにまとめて収納

整髪料や化粧水など洗面所を例にとっても個人使用の物はかなりあります。

家族だからと一つのカゴにまとめてしまったら使いにくいだけですよね。

使用者ごとに使用頻度の高い物はカゴなどでまとめて使いやすくしましょう。

例えば、薬箱を家族でひとつにまとめていたとします。

これはこれで使いやすいかもしれませんが、

子供にあわせて、保湿クリームや虫スプレー、絆創膏など子供用にすぐに必要になるも

のだけを集めた子供専用カゴをリビングに用意できれば

すぐにお子さんに対応できるので、使い勝手がよくなります。

不要なものの整理

ゴールデンゾーンを有効活用するためには、まず不要なものをなくすことが重要です。

まずは場所ごとに必要なアイテムを一度集約したうえで不要物を判断しましょう。

この整理する行為は一度で終わらせずに定期的に行い、本当に必要なものだけを

残すようにしましょう。

家族全員での共有化

ゴールデンゾーンの考えや仕方を家族全員が把握していないと逆に迷惑になる可能性も

あります。独りよがりにならずに全員が納得の行く形にできるのがベストです。

まとめ

ゴールデンゾーンを活用した収納術は、日常生活の効率を大幅に向上させる可能性を

秘めています。この考え方を取り入れることで、物の出し入れがスムーズになり、

整理整頓の習慣化にもつながります。

一度で最適化は難しいはずなので、微調整を行いながら自分や家族のライフスタイルに

合わせて、より最適な収納方法を見つけていくことが大切です。