長年愛用してきたスタンドミラー。鏡としては問題なく使えるけれど、狭い賃貸の玄関
まわりに置くには、正直スペースがもったいない。今回は、そんなスタンドミラーを壁
掛け仕様にDIYすることで、空間をもっと有効活用し、おしゃれな印象もアップさせる
方法をご紹介します。
この記事では、実際の施工方法から必要な道具、取り付けのポイントまでを、写真なし
でもわかりやすく詳しく解説していきます。
特に賃貸物件にお住まいの方にとって役立つ「ホッチキスで壁掛けできる金具」を使っ
た方法ですので、壁を傷つけたくない人にもおすすめです。
- 賃貸の悩み「スタンドミラーが場所を取る」
- 使用した壁掛け用金具:『壁美人』シリーズ
- 壁掛け作業手順
- 実際に使ってみた感想
- 壁掛けミラーのメリットまとめ
- 賃貸でもできるDIY!ホチキス固定が強い味方
- まとめ:ちょっとした工夫で暮らしが変わる
賃貸の悩み「スタンドミラーが場所を取る」
スタンドミラーは便利ですが、意外と場所をとります。特に玄関や廊下などの限られた
スペースでは圧迫感を生んでしまいがち。わずか数十センチでも床面が空くだけで、部
屋全体がすっきりと広く見えるものです。
そこで注目したのが、壁掛けミラーという選択肢。スタンド式の鏡をそのまま壁に固定
できれば、新たに壁掛け鏡を買う必要もなく、コストも削減できます。
使用した壁掛け用金具:『壁美人』シリーズ
今回使用したのは、若林製作所の「壁美人」シリーズ。ギターを壁掛けする際にも使わ
れることで人気の高い金具です。
壁美人の特徴:
ホチキスで固定するタイプ(石膏ボード用)
壁に最小限のダメージ
強度が高く、重量のあるアイテムも固定可能
取り外しも簡単で、原状回復もほぼ問題なし
今回使用したのは「P-4金具」とその受け金具「段型」のセットです。
必要な道具一覧
作業前に以下の道具を準備しましょう。
・壁美人P-4金具
・壁美人P-4受け金具(段型)
・ホチキス(180度開くタイプ推奨)
・ネジ
・ミラー裏面に取り付ける板材(受け金具を取り付けるための土台)
・ドライバー、メジャー、マスキングテープ、水平器
・板材はホームセンターでカットしてもらえばOK。ミラーの幅に合わせてください。
壁掛け作業手順
Step1:板材をミラーに固定
まず、スタンドミラーの裏面上部に板材をネジでしっかり取り付けます。この板材が、
金具を取り付けるための土台になります。
Step2:受け金具(段型)を板材にネジで固定
左右対称になるように位置を測って、受け金具を板に取り付けます。
なるべく高めの位置に設置すると、ミラーをかけた時の安定感が増します。
Step3:壁にP-4金具をホチキスで設置
ミラーを設置したい壁の位置を決めます。
マスキングテープなどで、取り付け高さの目印をつけます。
受け金具の幅に合わせてP-4金具を壁にセット。
ホチキスでしっかり固定。
※ホチキスは斜めにならないように真っ直ぐ打ちましょう。180度開くタイプのホチキス
がおすすめです。
Step4:ミラーを掛けて完成
受け金具とP-4金具がぴったり噛み合うように掛ければ、DIY完了です。
取り付け後は軽く揺らして、しっかり固定されているか確認しましょう。
実際に使ってみた感想
実際に壁掛けしてみると、ミラーの高さもちょうどよく、しっかりと安定して固定され
ていました。ホチキス留めとは思えないほどの強度で、ゆすってもびくともしません。
床のスペースが空いたことで、玄関が驚くほど広くなり、靴を脱ぎ履きする動作もスム
ーズに。何より空間にゆとりが生まれたことで、気分もすっきりしました。
壁掛けミラーのメリットまとめ
・空間を有効活用できる
・圧迫感がなくなり、部屋が広く見える
・掃除がしやすくなる(床にモノがない)
・地震時にも倒れにくい
・おしゃれな印象に仕上がる
賃貸でもできるDIY!ホチキス固定が強い味方
普通の壁掛け金具ではネジや釘を使うため、賃貸では気軽に導入しにくいもの。
しかし壁美人ならホチキス留めで壁のダメージもほとんどなし。
原状回復も可能で、退去時の心配もありません。
実際、設置後に壁の裏をチェックしてみましたが、ホチキスの針穴がほとんど目立た
ず、「これはアリだな」と思えるレベルでした。
まとめ:ちょっとした工夫で暮らしが変わる
床に直置きされていたスタンドミラーを壁掛けにするだけで、生活動線が変わり、
空間も整い、気分まで変わる——そんな体験を今回のDIYで実感しました。
たった数千円と1時間ほどの作業で、玄関がおしゃれに生まれ変わります。賃貸で「狭
さ」に悩んでいる方、「DIYは不器用だから…」と感じている方にも、ぜひ挑戦してほし
い内容です。
この記事を読んで、少しでも「やってみようかな」と思ってもらえたら嬉しいです。